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アマーチアの人々。その4

Posted by aonei on 15.2012 宇宙の話(別次元?) 2 comments
成る程、、と地球の私は思いました。
惑星調査の時に自分が動物の調査を念入りにしていた事を
なんとなく思い出しました。

彼らが移住した後も私達スタッフは星に降りて
彼らを訪ねました。
所謂、アフターケアです。
私と何家族かはこの時点で顔見知りのようになっていまして、、
私が訪ねると彼らはとても歓迎してくれました。
ある時たまたま夕食の時だったせいか
「ご飯を食べて行って下さい!」と
引き止められて。
むげにも出来なかったので
一緒に夕食の席に付く事になりました。

地球の私はワクワクしました。
いったいどんなご飯を食べるんだろう?と
興味新々で見守っていました。

するとアマーチアの人々は
一斉に上半身だけ白い服に着替えました。
そしてその家族の父親らしき人がイタチのような動物を
抱えて入ってきました。
皮は剥いであるようです。
目の前にある大皿みたいなものにその動物がでんっと乗せられて、、、

まっまさか、、、

地球の私はイヤな予感がしました。

これが、、食事、、、か、、、?

そして
「さあどうぞ召し上がれ!」


と言われました。

ひいいいいい~~~っっ!!
やっぱりだ~~~~!!!


目の前の動物を見てみると
内蔵も取り出していないし血抜きもしていません。
焼いてもいないし、蒸していない、
もう本当にそのまんま、です。

そういえば、、と地球の私は思いました。
この動物を切り分けるナイフとかフォークとかの道具がありません。
どうやって食べるのだろう、、と思っていると
お父さんらしき人が
「食べ方が解らないですか?こうやって食べるんですよ。」
とその人はその動物の手足を掴んで
おもいきりカブリつきました。
動物からおびただしい量の鮮血が吹き出し
顔から胸に思いきり掛かっていました。
だがその人はまったく気にも止めず
美味しそうに食べています。

その光景に、、地球の私はドン引きです。
確かに、、生肉は私だって食した事はありますよ、、。
だけど、、、
血をだらだらたらしながら
内蔵も一緒にモリモリ食べている状況に、、、
段々くらくらしてきました。
そして視線を外して周りを見渡すと
お母さんらしき人も子供達も皆一様に
モリモリそのまま食べていました。
成る程、、これがアマーチアの人々の食事スタイルなのか、、
とちょっと納得はしたのですが
さてどーするもう一人の私!?
彼らと同じ様に食べるのか??

せっせめて、、、もしあるのなら
塩ぐらいふって欲しいっっ!!(←ヲイ

するともう一人の私は動じもせず
「すいません、、お心遣いは大変ありがたいのですが
私共は固形物を食する事が出来ません。
飲み物でしたら少しは飲めそうなので
何かありますか?」
と言いました。

すると父親らしき人は
「そうですか、、すいません、そちらの事情を知らなくて。
では何か持ってきましょう。」
と言って席を立ちました。

地球の私は
「助かった、、、。」
とため息をつきました。

この後水のような飲み物を出されたのですが
もう一人の私は一口か二口ちょろっと飲んだだけでした。
これを見た私は、
本当にこの人種は、、食べ物を取らなくていいんだな、と
確信しました。
そういえば一緒にいて
飢えや乾きなんてまったくなかったもんな、、。

とりあえず安心した私はもう一度食卓を見回すと
皆さんだいたい食べ尽くしていました。
そして家族全員、顔の顎から首、、、最初に着替えていた白いシャツまで
真っ赤に染まっていました。
その光景に私がうわあ、、と思っていると
もう一人の私がこっそり言いました。

「あれが彼らのアイデンティティーだそうですよ。
あのシャツが真っ赤になれば成る程
優れた人間だと彼らは評価するんだそうです。」

「また、、なんで?」
私の問いにもう一人の私は

「歯が丈夫であるからこそ
生肉を食する事が出来る、、、そういう人間は
健康であり優良な子孫を残しやすいと
彼らは考えているようです。
いや、そういう考えが発達した、、と言った方が近いかな。」

「はあ、、そうなんだ、、。」
確かにここは日本ではないし、地球でもない。
環境も違うし、価値観も違うのだろう。
だけど、、、
まさかこんな所でカルチャーショックの洗礼を受けるとは
思ってもいませんでした。

続きます。

こんな夢を見てしまいましたが
実際に私はベジタリアンではありません~
人並みにに野菜も肉も食べていますよ。
もちろんそれに対する罪悪感もありません。
食べられる感謝、、というのは
ありますけどね。





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アマーチアの人々。その3

Posted by aonei on 03.2012 宇宙の話(別次元?) 2 comments
アマーチアの人々が移住開始になり、彼らが星に降りて行くのに合わせて
私も星とステーションを行ったり来たりする日々が続きました。

星を降りてみると、、、
すべての地域を回ったわけではないですが
少し乾燥した大地に緑が広がる風景。

面白い事にこの星には「木」というものがありません。
したがって森、、森林というものがありません。
とはいえ植物はいろいろな形態のものがあって、、
地球とはちがう独自の進化を遂げているようです。

大陸は広く湖や川はあるのですが
海がありません。

もちろん動物も多いのですが
地球にいるような大型動物はいないようです。

この星には私の所属する組織が
何か番号のような名前をつけていたのですが、、
目が醒めたらその名称は忘れてしまいました

空の色や夕焼けなどを見ると
地球とほぼ変わらないのですが
色が地球よりも薄いのでやはり大気成分は違うのかも知れないな、と
思いました。

私はこの星の風景を見ながら
他のスタッフ同様
移住の手伝いをしました。
アマーチアの人達、、今は家族単位ですが
移住が完了すると何度も何度も私の両手を握りしめて
感謝の言葉を言い続けました。

地球の私はその光景を見て
「自分、アマーチアの人達よりもでっかいんだな~」と思い、
スタッフである私は別に特別悲しむ事もなく喜ぶ事もなく
淡々と対応していました。

すべての人達の移住が完了すると
やっと私達スタッフも一息つく事が出来ました。

それにしても、、、
私を含めたスタッフという人達が不思議。
仕事をしている間
休む事なく、寝る事なく、食べる事なく
淡々と仕事をしていました。
いったい、、このスタッフ、、いや組織の人達ですか、
何をエネルギーにして動いているんだろう??
息抜きもレクリエーションもないし、、やらないし、、、
なんか「ストレス」という概念自体がないみたい。
本当に地球にいる私からすると
もう一人の私を含めたこの人達がとても謎です。

さて移住が完了するとスタッフは上司と連絡を取りながら
星とアマーチアの人々の管理に入ります。
ここからはむやみにアマーチアの人々に干渉する事は出来ません。
スタッフの一人は私と打ち合わせをする時に
「この星の動物の種類と生存数の完全な把握を
しておかないと、、、」とつぶやいていました。

地球の私は「?」となり
もう一人の私に聞いてみる事にしました。

もう一人の私はこう言いました。
「彼らは、、彼らの食物摂取はすべて動物の肉なのよ。」

さらにこうも言いました。
「彼らの元いた星の紛争の理由は、、、飢餓によるものだったのよ。」

だからこそ惑星選定の時
動物が多いこの星が選ばれたそうなんです。

「だからこの星の動物を食べ尽くさない様
管理していかないと、、。」
ともう一人の私はぼそっと言っていました。

続きます、、、。


世の中はゴールデンウィーク期間中ですが
私はずっと仕事中、、明日の午前中まで仕事です。
いやだよね~寝ても覚めても仕事っつーのも、、、。





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アマーチアの人々。その2

Posted by aonei on 21.2012 宇宙の話(別次元?) 2 comments
私はお茶の水博士似の上司にこの状況の異常さについて
「どーしましょう!?」と相談しようとしたのですが
「まっ大丈夫よ、大丈夫♪」と
てきとーに流されてしまいました。

2っの意識を持つ私ですが
この星で仕事をしている私は
「、、ったくなんだよ~大丈夫ってなんだよ~」
と不機嫌になり。

地球の私は、、、
「この夢ブログで書くかもしれないから
このアマーチアっていう名前、
覚えておかなきゃ!!」

と呪文のようにこの言葉を唱えていました。
(はい、だから今ここでブログが書けるんですね、、

こんなまったくかみ合わない意識の状態で
私はこのアマーチアという人達に面会する事になりました。

アマーチアという人々を見てみると
もちろん人間の形をしていまして、、

身長はだいたい男性で160センチ~170センチくらい、、
女性は140センチ~150センチくらいかな?
そんなに背は大きくありません。
(むしろ少し小さいくらい)

髪の毛は黒く、くせ毛があり
男女とも骨太でがっしりとした体つき

顔のほりは深い方でどちらというとラテン民族みたいな感じ

長く漂流していたのか
皆すごく疲れた顔をしている、、と思いました。

ここで面談みたいなものが行なわれ
主に上司がこの人々に質問していました。
私は他のスタッフと一緒に後ろで話を聞いていました。
この面談の内容はあまり覚えていませんが
面談が終了後上司と話をした内容で印象的なのは
アマーチアの人々は

何かの理由で内戦か紛争が起こり
結果的にはその星に
住めなくなってしまった、、というもの。


ふーん、、と地球の私は聞きつつも
「こーゆーの、地球だけじゃあないんだな、、。」

と思いました。

さて結局私は2つの意識を持ったまま
仕事を再開する事になりました。
私達スタッフの最初の仕事はこの人達の移住の手続きです。
彼らにこれから住む星の説明などをしたり、
私達の立場などを説明したりしていました。

仕事上彼らに接していると
彼らの私達に対する感謝っぷりと盲目的に尊敬する態度は
度を過ぎるくらいに過剰で、、。
地球の私ももう一人の私も
「そこまでやんなくてもなあ、、、ちょっと、、、暑苦しい
と不謹慎ながらも思っていました。
(こーゆー所は同じ反応をするWな私↑)

そして地球の私が彼らに対してもっと印象に残っているのは
彼らには信仰というものは知っているのですが
「神」という概念がありません。
なのでこの人達には「宗教」という概念自体がまったくありません。
もう一人の私は別になんとも思わなかったみたいなのですが
(多分私自身も私の所属する人達も神の概念がないらしい)
これが地球の私には
「へ~」と興味深く惹かれました。

この後移住は開始され
彼らは一時住まいにしていたステーションを離れ
いよいよ星に降りる事になりました。

続きます、、。



この夢、ひとつの体に2つの意識、、みたいな感じで書かれていますが
どちらかというと地球の私の意識が
このもう一人の中で居候している、、という方が近いかもです、、。





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アマーチアの人々。その1

Posted by aonei on 16.2012 宇宙の話(別次元?) 1 comments
正直この夢の話は書くのにためらいがあります。
どう解釈したらいいのか、、
どう理解、分析したらいいのか、、、

まあ、、夢自体に分析や解釈なんて
意味がないかも知れません。

読む人はただの夢物語で流してもらえれば結構です。

*****

この夢は2011年11月24日くらいに見た夢です。

夢はいきなりここから始まります。
ステーションと思われる大きな施設な中で佇む自分。
目の前の大きな窓にはある星が浮き出ていました。

見れば地球ではない見た事のない星。
地球よりも小さそう。
地球よりも海が少なくて、、
大陸が多く遠くからでも緑が見えました。
自転は地球とは違いどちらかというと
天王星のように90°傾いていて
横倒し状態で回っているようです。

その星をみていると
「上司」と言う人から連絡が入りました。

「上司」からこのように聞かれました。

「****(目の前の星の名称)の調査は?」

私は当たり前のように
「完了しています。移住には何も問題ないかと。」

「上司」は了解したと言い連絡を切りました。

そう、私は仕事の途中で休憩していたのでした。
どうやら私は仕事をしているようです。

私の仕事というのは、、

今私が見ている星に人類が移住出来るかどうかの調査。

移住の手続き、サポート

移住後の監視、管理

これを「上司」の元で1スタッフとして
こなさなくてはいけないようです。

私はこの後移住する種族の人達の情報に目を通しました。
移住する種族の人達は8~10家族くらい。

この人達は何らかの事情があり住む星を失ってしまった。

私が働いている、、所属する組織は
銀河系で連合を組んでいる大型の組織
(ここの銀河系ではないどこか違う銀河系)なんだそうですが
その組織に難民届けが申請され
私を含めたスタッフはこの人達が住む星を選定していたのでした。

私はこの難民の人達をデータで見たのですが
ぱっと見には地球人と変わらない容姿でした。

私はこの後「上司」という人と一緒に
この難民になっている種族の人達と
会う予定になっていました。

私は「上司」と他のスタッフと共に合流しました。

「上司」は、、、
手塚治虫が描く「お茶の水博士」にそっくりでした。

私は彼らと会う前に歩きながら
上司と打ち合わせをしていました。

私はある質問をしました。

「この種族はなんという名前で呼ばれていたのですか?」

お茶の水博士似の上司は言いました。

「*****でいいよ。
そーだなあ、、「チキュウ」の「ニホンゴ」で置き換えるのなら
「アマーチア」が1番近いんじゃない?」
と言われました。

私は「チキュウ」?と首を傾げました。
その瞬間いきなり思い出しました。

私は現在地球という星で
ぱんぴーな人間として暮らしているんだった!

え?
じゃあ今ここにいる私って何??

まるでひとつの体に
地球で日本で東京でてきとーに生きている私の意識と、
ここの場所でまったく違う環境で仕事している私。
この2つの意識が同席しているみたいです。

私はあわあわしながら
「いったいどうした事でしょう、、、」というと
上司はニヤニヤしながら

「あまり気にしなくていいんじゃない?」

なんだかすべて理解しているような、、
意味深な感じで言われました。

これ、まだ導入部分です、、。
続きます、、。

内容的には長いですが
実際に夢を見ている時間は15分~30分くらいかと。
時間と夢ってリンクしないですね~、、。





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