アマーチアの人々。その4
成る程、、と地球の私は思いました。
惑星調査の時に自分が動物の調査を念入りにしていた事を
なんとなく思い出しました。
彼らが移住した後も私達スタッフは星に降りて
彼らを訪ねました。
所謂、アフターケアです。
私と何家族かはこの時点で顔見知りのようになっていまして、、
私が訪ねると彼らはとても歓迎してくれました。
ある時たまたま夕食の時だったせいか
「ご飯を食べて行って下さい!」と
引き止められて。
むげにも出来なかったので
一緒に夕食の席に付く事になりました。
地球の私はワクワクしました。
いったいどんなご飯を食べるんだろう?と
興味新々で見守っていました。
するとアマーチアの人々は
一斉に上半身だけ白い服に着替えました。
そしてその家族の父親らしき人がイタチのような動物を
抱えて入ってきました。
皮は剥いであるようです。
目の前にある大皿みたいなものにその動物がでんっと乗せられて、、、
まっまさか、、、
地球の私はイヤな予感がしました。
これが、、食事、、、か、、、?
そして
「さあどうぞ召し上がれ!」
と言われました。
ひいいいいい~~~っっ!!
やっぱりだ~~~~!!!
目の前の動物を見てみると
内蔵も取り出していないし血抜きもしていません。
焼いてもいないし、蒸していない、
もう本当にそのまんま、です。
そういえば、、と地球の私は思いました。
この動物を切り分けるナイフとかフォークとかの道具がありません。
どうやって食べるのだろう、、と思っていると
お父さんらしき人が
「食べ方が解らないですか?こうやって食べるんですよ。」
とその人はその動物の手足を掴んで
おもいきりカブリつきました。
動物からおびただしい量の鮮血が吹き出し
顔から胸に思いきり掛かっていました。
だがその人はまったく気にも止めず
美味しそうに食べています。
その光景に、、地球の私はドン引きです。
確かに、、生肉は私だって食した事はありますよ、、。
だけど、、、
血をだらだらたらしながら
内蔵も一緒にモリモリ食べている状況に、、、
段々くらくらしてきました。
そして視線を外して周りを見渡すと
お母さんらしき人も子供達も皆一様に
モリモリそのまま食べていました。
成る程、、これがアマーチアの人々の食事スタイルなのか、、
とちょっと納得はしたのですが
さてどーするもう一人の私!?
彼らと同じ様に食べるのか??
せっせめて、、、もしあるのなら
塩ぐらいふって欲しいっっ!!(←ヲイ)
するともう一人の私は動じもせず
「すいません、、お心遣いは大変ありがたいのですが
私共は固形物を食する事が出来ません。
飲み物でしたら少しは飲めそうなので
何かありますか?」
と言いました。
すると父親らしき人は
「そうですか、、すいません、そちらの事情を知らなくて。
では何か持ってきましょう。」
と言って席を立ちました。
地球の私は
「助かった、、、。」
とため息をつきました。
この後水のような飲み物を出されたのですが
もう一人の私は一口か二口ちょろっと飲んだだけでした。
これを見た私は、
本当にこの人種は、、食べ物を取らなくていいんだな、と
確信しました。
そういえば一緒にいて
飢えや乾きなんてまったくなかったもんな、、。
とりあえず安心した私はもう一度食卓を見回すと
皆さんだいたい食べ尽くしていました。
そして家族全員、顔の顎から首、、、最初に着替えていた白いシャツまで
真っ赤に染まっていました。
その光景に私がうわあ、、と思っていると
もう一人の私がこっそり言いました。
「あれが彼らのアイデンティティーだそうですよ。
あのシャツが真っ赤になれば成る程
優れた人間だと彼らは評価するんだそうです。」
「また、、なんで?」
私の問いにもう一人の私は
「歯が丈夫であるからこそ
生肉を食する事が出来る、、、そういう人間は
健康であり優良な子孫を残しやすいと
彼らは考えているようです。
いや、そういう考えが発達した、、と言った方が近いかな。」
「はあ、、そうなんだ、、。」
確かにここは日本ではないし、地球でもない。
環境も違うし、価値観も違うのだろう。
だけど、、、
まさかこんな所でカルチャーショックの洗礼を受けるとは
思ってもいませんでした。
続きます。
こんな夢を見てしまいましたが
実際に私はベジタリアンではありません~
人並みにに野菜も肉も食べていますよ。
もちろんそれに対する罪悪感もありません。
食べられる感謝、、というのは
ありますけどね。
↓
惑星調査の時に自分が動物の調査を念入りにしていた事を
なんとなく思い出しました。
彼らが移住した後も私達スタッフは星に降りて
彼らを訪ねました。
所謂、アフターケアです。
私と何家族かはこの時点で顔見知りのようになっていまして、、
私が訪ねると彼らはとても歓迎してくれました。
ある時たまたま夕食の時だったせいか
「ご飯を食べて行って下さい!」と
引き止められて。
むげにも出来なかったので
一緒に夕食の席に付く事になりました。
地球の私はワクワクしました。
いったいどんなご飯を食べるんだろう?と
興味新々で見守っていました。
するとアマーチアの人々は
一斉に上半身だけ白い服に着替えました。
そしてその家族の父親らしき人がイタチのような動物を
抱えて入ってきました。
皮は剥いであるようです。
目の前にある大皿みたいなものにその動物がでんっと乗せられて、、、
まっまさか、、、
地球の私はイヤな予感がしました。
これが、、食事、、、か、、、?
そして
「さあどうぞ召し上がれ!」
と言われました。
ひいいいいい~~~っっ!!
やっぱりだ~~~~!!!
目の前の動物を見てみると
内蔵も取り出していないし血抜きもしていません。
焼いてもいないし、蒸していない、
もう本当にそのまんま、です。
そういえば、、と地球の私は思いました。
この動物を切り分けるナイフとかフォークとかの道具がありません。
どうやって食べるのだろう、、と思っていると
お父さんらしき人が
「食べ方が解らないですか?こうやって食べるんですよ。」
とその人はその動物の手足を掴んで
おもいきりカブリつきました。
動物からおびただしい量の鮮血が吹き出し
顔から胸に思いきり掛かっていました。
だがその人はまったく気にも止めず
美味しそうに食べています。
その光景に、、地球の私はドン引きです。
確かに、、生肉は私だって食した事はありますよ、、。
だけど、、、
血をだらだらたらしながら
内蔵も一緒にモリモリ食べている状況に、、、
段々くらくらしてきました。
そして視線を外して周りを見渡すと
お母さんらしき人も子供達も皆一様に
モリモリそのまま食べていました。
成る程、、これがアマーチアの人々の食事スタイルなのか、、
とちょっと納得はしたのですが
さてどーするもう一人の私!?
彼らと同じ様に食べるのか??
せっせめて、、、もしあるのなら
塩ぐらいふって欲しいっっ!!(←ヲイ)
するともう一人の私は動じもせず
「すいません、、お心遣いは大変ありがたいのですが
私共は固形物を食する事が出来ません。
飲み物でしたら少しは飲めそうなので
何かありますか?」
と言いました。
すると父親らしき人は
「そうですか、、すいません、そちらの事情を知らなくて。
では何か持ってきましょう。」
と言って席を立ちました。
地球の私は
「助かった、、、。」
とため息をつきました。
この後水のような飲み物を出されたのですが
もう一人の私は一口か二口ちょろっと飲んだだけでした。
これを見た私は、
本当にこの人種は、、食べ物を取らなくていいんだな、と
確信しました。
そういえば一緒にいて
飢えや乾きなんてまったくなかったもんな、、。
とりあえず安心した私はもう一度食卓を見回すと
皆さんだいたい食べ尽くしていました。
そして家族全員、顔の顎から首、、、最初に着替えていた白いシャツまで
真っ赤に染まっていました。
その光景に私がうわあ、、と思っていると
もう一人の私がこっそり言いました。
「あれが彼らのアイデンティティーだそうですよ。
あのシャツが真っ赤になれば成る程
優れた人間だと彼らは評価するんだそうです。」
「また、、なんで?」
私の問いにもう一人の私は
「歯が丈夫であるからこそ
生肉を食する事が出来る、、、そういう人間は
健康であり優良な子孫を残しやすいと
彼らは考えているようです。
いや、そういう考えが発達した、、と言った方が近いかな。」
「はあ、、そうなんだ、、。」
確かにここは日本ではないし、地球でもない。
環境も違うし、価値観も違うのだろう。
だけど、、、
まさかこんな所でカルチャーショックの洗礼を受けるとは
思ってもいませんでした。
続きます。
こんな夢を見てしまいましたが
実際に私はベジタリアンではありません~
人並みにに野菜も肉も食べていますよ。
もちろんそれに対する罪悪感もありません。
食べられる感謝、、というのは
ありますけどね。
↓